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2022.03.11
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【目次】IBM i のモダナイゼーションを考える

最近モダナイゼーションについての議論が盛んになってきていますが、ともすると開発言語の選択、Web化、クラウド化といったモダナイゼーションの手段に過ぎない技術的な話題に焦点が当てられがちであるように見受けられます。しかし、流行の最新技術を使っていればシステムはモダナイズされていると言えるのでしょうか
本来はシステムをモダナイズする目的があり、それを達成するためにはどのようなシステム構造にするべきかを考え、必要な技術を選択するという順序でモダナイゼーションを進めるべきでしょう。最新技術を使うことを真っ先に考えるのは手段が目的化しており、本末転倒と言えるでしょう。目的を見誤ったモダナイゼーションは、見かけだけが現代風の古いシステム作りに終わります。 この連載では、「何のためにモダナイズするのか?」という視点を軸にIBM iにおけるモダナイゼーションを改めて考え直してみたいと思います。


【第1回】モダナイゼーションは何のため?
https://ah109sxyjk.smartrelease.jp/column/serials/modernization_1
ここ数年、モダナイゼーションという言葉をよく耳にするようになりました。今盛んに議論されているモダナイゼーションとは一体何なのか、改めて考えてみる必要がありそうです。ただ、ひと口にモダナイゼーションと言ってもハードウェアからソフトウェア(アプリケーション・プログラム)に至るまで、その対象範囲は広範です。
そこで、本コラムではIBM iにおけるアプリケーションのモダナイゼーションに話題を絞り、連載形式で考えてみたいと思います。
第1回目の今回は、IBM iのアプリケーションのモダナイゼーションの必要性とその目的に焦点を当て、今アプリケーションのモダナイゼーションに取り組むべき理由を探ります。

【第2回】プログラムのモダナイゼーション
https://ah109sxyjk.smartrelease.jp/column/serials/modernization_2
連載第2回目はアプリケーション・プログラムのモダナイゼーションについて考えます。
プリケーション・プログラムのモダナイゼーションというと、とかくプログラミング言語の選択をどうするかとか、最新のIT技術(例えばAIなど)をどう取り込むかといった話題になりがちですが、本稿では「モダナイゼーションとは、ITシステムをビジネス変化に迅速に対応できるように変革すること」という視点から、プログラムのモダナイゼーションに関するもっと根本的な問題について考えようと思います。

【第3回】データベースのモダナイゼーション(その1) -DDSからDDLへ-
https://ah109sxyjk.smartrelease.jp/column/serials/modernization_3
IBM iにおけるモダナイゼーションの対象としてデータベースを考える際に、その目的であるビジネスの要求に迅速に対応できるシステムを実現するために、データベース設計はどうあるべきかという課題に加え、IBM iが持つ固有の歴史的な背景とそこから生じる課題と対策についても理解する必要があります。そこで、今回はまず伝統的なDDSによるデータベース定義とレコードレベルI/Oのモダナイゼーションについて考えてみようと思います。

【第4回】データベースのモダナイゼーション(その2) -データベース設計-
https://ah109sxyjk.smartrelease.jp/column/serials/modernization_4
前回はDDSによるDBファイル定義からDDLによるテーブル定義に移行するメリットについて説明しました。今回は更にデータベースの根本に立ち返り、ITシステムのモダナイゼーションが目指すべき目標を達成するために、どのような考えに基づいてデータベースの設計を行うべきかについて考えようと思います。

【第5回】インターフェースのモダナイゼーション
https://ah109sxyjk.smartrelease.jp/column/serials/modernization_5
IT環境の急速な変化に伴い、従来のデスクトップPCやノートPCに加えタブレットやスマートフォンのようなモバイルデバイスがごく当たり前に使われるようになってきました。また、今後はIoTの普及に伴い、これまで入出力機器として考えられていなかったデバイスもシステムに接続する必要に迫られることが予想されます。こうした観点から、これらの新しい機器に対応できるインターフェースのモダナイゼーションはシステムの緊急課題と言えるかもしれません。今回は、ユーザーインターフェース(UI)とシステムインターフェースの2つについて、それぞれのモダナイゼーションを考えてみようと思います。

【第6回】開発・運用環境のモダナイゼーション
https://ah109sxyjk.smartrelease.jp/column/serials/modernization_6
これまでの回でIBM iのモダナイゼーションについてプログラム構造、データベース設計、インターフェースの観点から考えてきましたが、ビジネス環境の変化に柔軟かつ迅速に対応するためには、旧来のシステム開発や保守作業プロセスについても考え直す必要があります。

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