「研修担当者の独り言」研修コースもDX?!Power Virtual Serverを体験してみよう
~ アイ・ラーニング IBM i 研修【Power Virtual Server 構成演習 ~ IBM i Cloudを D.I.Y. ~】のご紹介 ~
コロナ禍の影響で、アイ・ラーニングが集合クラス研修をオンラインクラスに切り替え、早や2年が経とうとしています。オンラインクラスの実現によって、受講者の皆様も研修の利用の仕方が大きく変わったことを感じます。
そしてもう一つ、これからの研修のスタイルが変わるのではないかと予感させることがあります。すでに登場して1年以上が経過しておりますが、Power Virtual Server、IBM i のクラウドです。すでに導入したお客さまもおられ、その事例も発表されておりますが、IBM i のクラウドと聞いてもピンとこないか方も多いのではないかと思います。また、ゆくゆくはクラウドにするけど、もうちょっと先の話、と距離を置いている方も多いでしょう。
しかし、予定しておられるということであれば、ぜひとも一日も早く触れてみる事をお勧めいたします。このPower Virtual Serverの大きな特徴の一つは、課金が従量制であること。使った分だけ課金され、使わないときはクラウド上から削除しておけばよいのです。ちょっと何かを試してみたい、テストに使ってみたい、ということが、いとも簡単にできるのです。
たとえば、IBM i 7.4の最新機能を使いたい、と思った時に現在7.2を使用中の方がすぐにそれを試すことは、従来ならば不可能であったことです。しかしPower Virtual Serverは、7.4のインスタンスを構成すれば、30分ほどで使用可能になり、現在使用中のシステムから保管ファイルでライブラリーを転送することも可能です。作業が終われば作成したインスタンスを削除すればよいだけ、そのイメージをCOS(Cloud of Storage)にバックアップしておけば、またそのイメージを戻して使用することも可能です。
この方法は、私達研修会社で使用するのにぴったりなやり方で、これまでIBM i 7.3で行っていた研修を明日からにでも7.4で実施することも可能です。また、これまでシステム管理系の研修では「システム値を変えないでください」「サブシステムを止めないでください」などの注意事項が有り、受講者の方がこれをやってしまうと研修そのものが中断してしまいました。しかしPower Virtual Serverを使用すると、一人一サーバー(インスタンス)で研修を行う事も可能で、システム値の変更やサブシステム操作は自己責任となってしまいますが、そのような管理者としての研修も可能になってきました。そういうことを試しに気軽にできることで、これからの若い技術者の皆様とIBM i の距離がぐっと縮まったと言えると思います。
これからのIBM i は一人で出来る。そのようなムーヴメントが起こることを期待し、Power Virtual Serverを一人で構成できる研修を開始しました。一人でできる、と言ってもIBM i サーバーをゼロから構成したことがある方は、代理店の方でもそれほど多くないと思います。いざ真新しいIBM i サーバーが来ればどうすれば良いのか?その視点を交えて、Power Virtual Serverを構成していくコースです。
SI511 Power Virtual Server 構成演習 ~ IBM i Cloudを D.I.Y. ~
https://www.i-learning.jp/products/detail.php?course_code=SI511
このPower Virtual Serverを使用してWeb Queryのコースも再開します。そしてPower Virtual Serverではありませんが、「RPGⅢプログラマーのためのフリーフォームRPG演習」も、これまで講義のみのコースを演習付きのコースにリニューアルしました。
SI407 RPGⅢプログラマーのためのフリーフォームRPG演習
https://www.i-learning.jp/products/detail.php?course_code=SI407
SI103 DB2 Web Query for i 演習
https://www.i-learning.jp/products/detail.php?course_code=SI103
これらの研修が皆様のシステムのDX推進にお役立ていただけることを願っております。