投稿日:2021年3月26日
この原稿を書いている3月下旬に緊急事態宣言が解除され、春に緊急事態宣言が出た昨年と違って、問題を多く抱えながらも今年は明るい春のスタートとなりそうです。今年もアイ・ラーニングは新入社員の季節を迎え、一年で一番活気のある時期となります。新入社員研修では4月から6月の3か月近い間、各企業様の新入社員の皆様をアイ・ラーニングでお預かりし、その間に社会人のマナー、IT基礎、プログラミングなどを勉強していただきます。各企業様に於いては我が子を修業に出すようなお気持ちであるかと思いますが、昨年からのコロナ禍を機に、昨年も今年も、オンラインで研修を受講していただいております。いささか修行ムードは薄れ、アイ・ラーニングの研修会場でフレッシュな新入社員さんを見ることが無くなったのは寂しいことでもありますが、時代の変化の真っ只中に居ることも実感させられますね。
IBM iの研修コースでも、春先は新入社員の方が多く来られます。昨年は4月に緊急事態宣言が出たため、IBM i研修も急ぎオンラクラスに切り替えましたが、オンラインクラスへの移行がスムーズに行えたのも、新入社員の皆様がスマートフォンやSNSに通じている方が多く、オンラインでの講義に違和感がなかったことが大きかったと思われます。これは受講者の皆様のおかげ、と言っても過言ではありません。
一方で、このオンラインでのIBM i研修は、IBM iのDXの形の一つであるとも言えます。DXとはIBM iそのものを中心に据えるスタイルも今後の大きな課題ですが、DXのおかげでIBM i研修がオンラインで実施可能になったとも言えるからです。研修会場に行かなくても研修できるようになったように、今までしなければいけなかったことをしなくて済むのが、DXの素晴らしいところです。IBM iの実機操作を遠隔で、という考え方はこれまでも皆無ではありませんでしたが、実現に向けて一歩を踏み出せなかった方も多いと思います。しかしやってみれば意外にスムーズに出来たのが、IBM iの遠隔操作であり、このオンライン研修です。
リモートデスクトップを使用した演習ではみなさまのPCを使用していただきますが、時々F3キーなどの機能キーがリモートデスクトップは動作しない場合があります。そういう時はAccess Client Solutionsのホットスポットの機能を使えばF3キーはマウスでクリックして機能します。そういう今まではしなかったセットアップをする必要はあるものの、見過ごされていたのも事実。DXでIBM iを活用してこそ、自然とIBM iがDXの中心になっていく、そのためにアプリケーションをどのように改良するのか?私たちが新入社員研修で新人さんに教える「柔軟な発想」が、私たちにこそ、求められているのではないでしょうか。
●アイ・ラーニングの新入社員研修は4月開始だけでなく、6月、7月開始コースもございます。IBM i技術者のみならず、御社の未来を担う人材育成の場としてご活用ください。
https://www.i-learning.jp/newcomer/
●IBM i 研修は、すべての教室クラスでオンラインクラス、サテライトクラス、共に対応しております。日本全国、サテライト会場でも、ご自宅でも、茅場町会場で開催している研修をご受講いただけます。
https://www.i-learning.jp/service/it/iseries.html